昭和43年 新田満夫編 雄松堂書店
第二次世界大戦で日本が降伏した後の
1946年5月3日から1948年11月12日にかけて行われた。別名・東京裁判の速記録。
連合国最高司令官マッカーサーの命令で設立された極東国際軍事裁判所が
「戦争犯罪人」として指定した元首相の東条英機ら日本の戦争指導者２８名の被告を裁いた一審制の軍事裁判。
原告は米・英・中・ソのほか７ヵ国。東京市谷で開廷した。
裁判長はオーストラリアのウェッブ。首席検察官は米国のキーナン。
侵略戦争を行った「平和に対する罪」や捕虜虐待などの「通例の戦争犯罪」、
一般市民の虐殺など「人道に対する罪」を審理した。
判決では、東条ら７人が絞首刑となるなど２５人が有罪とされた。
第二次大戦中の連合国の戦争目的には，日独伊など枢軸国による侵略と残虐行為に対する自衛と制裁の方針が一貫して掲げられており、戦争終結後に枢軸国の戦争指導者と戦争犯罪を処罰することは、連合国の共通目標であった。
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