1997年 ケネス・クラーク カルロ・ペドレッティ 解説 村上陽一郎 養老孟子 ほか訳 斉藤泰弘 編集協力 朝倉書店
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)。画家、彫刻家、科学者、技術者、哲学者。ルネサンスの万能の人。ミラノの宮廷やローマ、クルー城などで教皇や国王のもとで活躍し、科学的な研究や運河の構築計画、芸術の分野など多彩な仕事をみせた。ルネサンス美術の完成車であり、解剖学や機械設計の先駆け、美術では最後の晩餐やモナ・リザを遺した。
ダ・ヴィンチの素描代表作を集めた本書。英国王室ウィンザー城収蔵の全作品を収載。レオナルド研究者の第一人者K・クラークらによる詳細な解説と日本を代表するレオナルド研究陣が翻訳を務める。第1巻は素描の歴史、様式とテクニックの発展、2巻では550枚の動植物・風景・風や水の動きの研究、科学的スケッチなどを解説。3巻は解剖に関する150枚、書込みを収載。圧倒的な迫力でレオナルドの素描を体感できる書物です。