2003年 ミルチャ・エリアーデ作 住谷春也 編 直野敦 ほか訳 作品社
ミルチャ・エリアーデ(1907~1986)。ルーマニアの宗教学者、小説家。イタリアとインドへの留学を経験し、哲学や宗教学、神話学を学ぶ。インドではヨーガの研究で博士号を得た。帰国後、ブカレスト大学哲学科の助教授に任命されると、研究だけではなく、評論家、また幻想小説家としても活躍した。第二次世界大戦中は大使館付文化担当官としてロンドン、リスボンに駐在、そのまま国を出てパリ大学やローマ大学で教文をとる。シカゴ大学へ迎えられる。欧米宗教学界へ強い影響をあたえた。
『永遠回帰の神話』、『シャーマニズム』などの宗教学書、『マイトレイ』などの神秘的幻想的な小説作品を遺した。
本全集は作品を編年体で網羅した世界初のオリジナル全集です。