2005年 河出書房新社
サイモン・シャーマ
1945年、ロンドン生まれ。
美術史、オランダ史、ユダヤ史、フランス史を専門とする英国の歴史家。
ケンブリッジ大学卒業。2000年かケンブリッジ大学およびオックスフォード大学のフェローを経て渡米、ハーヴァード大学でオランダ近代史を教える。現在、コロンビア大学教授。主著書に、『富めるが故の惑い──黄金時代オランダ文化への一解釈』『フランス革命の主役たち──臣民から市民へ』、『レンブラントの目』『英国史』など。
人間は風景をどのように見て、創りあげてきたか。”風景”という大主題に対し、300点もの膨大な絵画や図、資料などの逸話を読み解き、歴史学者の視点から迫った1冊。「歴史学のモーツァルト」ともいわれる著者が描く風景論の名著となっています。