「折口信夫」を入荷いたしました。

2015年 講談社

折口信夫 (1887-1953)
国文学者、民俗学者、歌人。文学博士。
大阪生まれ。国学院大卒。筆名釈迢空(しゃくちょうくう)。国学院大学・慶応義塾大学教授。信夫の手がけた領域は多方面にわたって,そのいずれも独創的な内容を持ち,民俗学的国文学,日本芸能史論の創始者であって,成し遂げた業績は後に〈折口学〉と世間から称される学問体系を作っている。
「アララギ」「日光」同人。芸術院賞受賞。歌集「海やまのあひだ」「春のことぶれ」、詩集「古代感愛(かんない)集」、著「古代研究」、小説「死者の書」など。

折口信夫とは何者であったのか、という大きな問いに真っ向から挑んだ本著。
起源・言語・古代・祝祭・乞食・天皇・神・宇宙と題された章の数々。第1~4章では、折口の生涯について焦点を合わせ、5章~8章では思想について焦点を当てています。
文学、民俗学のみならず、その広大なる表現領域は他の者を圧巻し、全貌を掴むことが不可能とされてきましたが、この本を読めば折口の全体像がわかり、この本を読まずして折口を語るなかれともいえるほどの、折口論の決定版となっています。

オンラインストアはこちら