2014年 小学館
俳諧の季題、季語を集め、季または 12ヵ月に分けて整理し、さらに解説、例句を加えた【歳時記】。江戸時代前期、野々口立圃の『はなひ草』や北村季吟の『山の井』に始り、以後、貝原益軒の『日本歳時記』、滝沢馬琴の『俳諧歳時記』などがつくられ、明治以降も高浜虚子の『新歳時記』をはじめ各種刊行されています。
本書は、「朝日」「読売」「毎日」新聞等の俳壇選者として、またテレビでも「NHK俳句」等にレギュラー出演する、日本を代表する有名俳人5人の編集により、掲載全句に俳句鑑賞の解説文がつき、作句の参考になる例句や俳人解説を増補、巻末に全巻季語索引をつけた充実した内容になっています。これを季節ごとの『春』『夏』『秋』『冬/新年』に4分冊し、初心者でもわかりやすい入門編としても大変おすすめのシリーズになっています。
これから俳句をはじめる方や俳句初心者ならぜひ全巻そろえておきたい、歳時記の決定版です。