「日本精神史」を入荷いたしました。

2015年 講談社

長谷川宏 (1940-)
島根県生まれ。哲学者
68年東京大学文学部哲学科博士課程単位取得退学。自宅で学習塾を開くかたわら、原書でヘーゲルを読む会を主宰。一連のヘーゲルの翻訳に対し、ドイツ政府よりレッシング翻訳賞を受賞。著書に『日本精神史』(講談社、2015)、『生活を哲学する』(岩波書店、2008)、ほか。訳書に『精神現象学』(ヘーゲル著、作品社、1998)、『歴史哲学講義』(ヘーゲル著、岩波文庫、1994)、『芸術の体系』(アラン著、光文社古典新訳文庫、2008)、『美術の物語』(ゴンブリッジ著、共訳、ファイドン、2007)ほか。

日本の文化と思想を時代に沿ってまとめた本作。
考察のテーマとして、能や狂言、浮世絵などの『美術』、仏教、浄土思想、御成敗式目などの『思想』、古事記、万葉集、徒然草など『文学』の3つにスポットを当てています。精神史と聞くと難解なイメージがありますが、一度は見たことがあるような造形物や文学作品を取り上げているため、読みやすくまとまっている印象です。本作を通じて、美術作品や文学の根底にある日本古来の美意識や精神を感じてみてください。

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