2022年 東京堂出版
ダニエル・ドライリンガー
アメリカのジャーナリスト。『ニューオーリンズ・タイムズ・ピカユーン』紙では教育欄を担当、ニューオーリンズ市の教育改革について5年にわたり取材を行った。ルイジアナ州記者協会の特集記事の最優秀ライターに選ばれるなど教育報道で高い評価を受ける。『ボストン・グローブ』『ニューヨーク・タイムズ』『USAトゥデイ』など多数の媒体に寄稿。
本書は、女性の地位向上と社会参画、生活の質の改善、職業創出に大きな役割を果たしたアメリカの家政学者たちの歴史を紐解いた1冊です。家事労働を軽減するための技術開発、企業と共に取り組んだ食品開発、学校給食制度の設立など「家政学の力」で社会の発展に貢献していく歴史が描かれています。
家政学者の活躍の軌跡はもちろん、人種差別問題、男女の格差、家庭や職場におけるジェンダー役割の問題、環境問題、フェミニズムなど現代を生きる私たちにとって、非常に学びの多い内容になっています。