「ラカンと洞察の冒険: 現代文化における精神分析」を入荷いたしました。

1990年 誠信書房

ラカン (1901~1981)
フランスの精神分析学者。
フロイト主義の立場から、鏡像段階理論をはじめ、無意識の言語的構造や、想像界・象徴界・現実界などの理論を構想して、構造主義の一角をなした。論集「エクリ」によって構造主義の代表的理論家とされ、哲学・言語学・文学などに多くの影響を与えた。

本書は著者:ショシャーナ・フェルマンやその友人との対話から、ラカンの思想について読み解いていく解説書のような内容になっています。ラカンの引用とそれに対する著者の考察から、ラカンの思想の教え、その独自性や精神分析の応用、はたまた教育における精神分析の役割まで、現代における精神分析の役割とラカンの思想を探求しています。
非常に難解な内容ではありますが、読み応えのある重厚な1冊になっています。

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