「薔薇十字の覚醒 隠されたヨーロッパ精神史 新装版」を入荷いたしました。

2019年 工作舎

フランセス・イエイツ (1899-1981)
イギリスの思想史家。「プラトン・アカデミー」等、ルネサンス期のネオプラトニズム関連研究をおこなった。
ロンドン大学で学び、1944年からは同大学付属ワールブルク研究所の一員として、イタリア、フランス、イギリスのルネサンス、ならびにジョルダーノ・ブルーノ研究に従事。ルネサンスのネオプラトン主義に底流するヘルメス=カバラ的伝統に注目し、図像学的方法を駆使して、「魔術とカバラと錬金術」を視座としたルネサンス精神史の新しい展望を拓く。1977年、ルネサンス研究の貢献により、大英帝国二等勲爵士を授与され、「デイム」の称号を得る。

都市伝説やオカルト的なイメージが強い薔薇十字団ですが、本著では薔薇十字団の存在や歴史を通じて、かつてヨーロッパに広まった思想や哲学、副題の通り”ヨーロッパ精神史”に迫った1冊になっています。
巻末には、薔薇十字宣言の翻訳や薔薇十字運動の参考系図や年表もあり、読み応えのある1冊になっています。

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