谷崎潤一郎（たにざきじゅんいちろう）

明治19年（1886年）、東京市日本橋区蛎殻町（現中央区日本橋人形町）に生まれる。「文豪」「大谷崎」と称されるほどの文筆家。

明治41年（1908年）、東京帝国大学文科大学国文科に神学。和辻哲郎らと第二次『新思潮』を創刊。『刺青』などを発表。若くして永井荷風から『三田文学』上で評価を受ける。
昭和2年（1927年）、芥川龍之介と論争を行う。
昭和18年（1943年）、『中央公論』に連載していた『細雪』が軍部により連載中止になるが、執筆を継続する（昭和23年に完成する）。
昭和40年（1965年）、79歳に死去。

初版本や全集など高価買取。米国文学芸術アカデミー名誉会員に選出されるなど世界的な評価も高い。